概要

 

TEPテストとは、科学・工業英語におけるライティング能力を検定する試験であり、1〜4級にランク分けされています。各級のレベルは下記のようになっています。

 

1級 各種科学技術英文ドキュメントを作成する上で守るべき英語の専門的な知識を評価
2級 各種科学技術英文ドキュメントに共通する英語の基礎能力を評価
3級 実社会で通用する英語の橋渡しとなる実務英語の基礎能力を評価
4級 実社会で使う英語の基礎能力とその適性を評価

 

いずれも試験は筆記で、1級のみ、筆記(1次)に合格するとインタビュー(2次)があります。TEPテストはすでに30回以上(年2回)を数えていますが、1級合格者は毎回10人程度であり、極めて難易度の高いテストといえます。う。

 

本ページはTEPテスト1級の出題傾向,採点基準,解法のノウハウをまとめたものです。ライティングの要点(document編)とともに勉強することで、比較的短時間でTEPテストの1級に合格できるよう作成されています。すなわち、本書はTEPテストの1級に合格することのみに焦点を当てており、合格のためのテクニックを身につけることを目標としています。仮に本ページによりTEPテストの1級に合格したとしても、それはテクニカル・ライティングを修得したわけではないということを認識し、今後さらに学習されんことを希望します。

 

近年のTEPテストの1級問題は、下記3題からなっています。(ここ数年この構成になっているが、TEPテスト発足当時は異なっており、今後出題傾向が変わらないという保証はありません)

1. 英文を日本語で要約

2. パラグラフのエディティング

3. データをもとにしたコンポジション