イントロダクション プレゼンテーションの重要性 2002.7.17
プレゼンテーションの重要性 伝達することに対して努力を怠れば、人から正しく評価してもらえません。たとえば、どんなに立派な研究でも、伝達できなければ、正しい評価を受けられません。また、商品やサービスの質で勝っていても、伝達できなければ、競争には勝てません。
人は、内容によって物事を評価しますが、その内容とは評価者が理解した内容なのです。発信側が頭の中に描いている、あるいは伝達したと思っている内容ではありません。つまり、評価とは以下の式で決まると言えるでしょう。 評価 = 内容 × 伝達効率
この伝達効率を高めることこそ、正しく評価してもらう効果的な方法なのです。
責任は発信側にあり 一方通行のコミュニケーションでは、コミュニケーションの責任は発信者側にあります。相手が理解していなければ、それは説明が悪いのです。聞き手の責任にしてはいけません。「ちゃんと説明を聞いていろ」というせりふは、人間関係を悪くするだけで、何の解決にもなりません。
コミュニケーションできなくて困るのは発信者側だということも認識しておきましょう。学業の成果を正しく評価してもらえなくて困るのは、発信者の学生です。製品が売れなくて困るのは、発信者の売り手です。
プレゼンテーションのゴール プレゼンテーションのゴールは、高い伝達効率で自分の考えを伝達することです。正確に、印象強く、短時間で伝達できると理想的です。
プレゼンテーションの種類 プレゼンテーションには、大きく、アカデミック・プレゼンテーションとビジネス・プレゼンテーションがあります。(他にも、エンターテインメント・プレゼンテーションなどもありますが、このホームページの趣旨外なので省略します)
信頼を得るには アメリカの心理学者メ・ラビアンは、Verbal(言葉), Vocal(声), Visual(見た目)がプレゼンターの信頼にどう影響するかを調査しました。その結果が以下です。人の信頼を得るには、以下に見た目が大事かを示しています。
プレゼンテーションの3技術 プレゼンテーションで大事なのは次の三つの技術です。特に大事なのは内容構成技術です。なぜなら、人はないようで説得されるからです。デリバリー技術は好感を与えるのに、スライド作成技術は理解を促したり、印象に残すことには有効ですが、これらの技術で人は説得できません。あくまで、内容を補佐する技術にすぎません。
聴衆は... 聴衆に過大な期待をしてはいけません。次のようなケースは想定しておかなければなりません。
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