デリバリー技術

2003.10.18

  • アイコンタクトする

  • 聞き取りやすい発声をする

  • ボディーランゲージを使う

  • ナンバリングとラベリングを使う

  • ポインターを効果的に使う

 

アイコンタクトする

聴衆の目を見ながら話しましょう。その方が、親しみを感じますし、信頼感や自信を感じます。最初は恥ずかしいかもしれませんが、慣れれば自然にできるようになります。どうしても恥ずかしい場合は、聴衆の口元をみるとよいでしょう。みられた側は、目を見て話していると感じますので。

 

聴衆が少ないときには、一文につき一人と目を合わせましょう。一文ごとに目を合わせる人を変えていきます。

 

聴衆が多いときは、全体を9分割して、ランダムに視線を振る(9分割法)か、聴衆全体をZ字を描くように見渡す(Z法)とよいでしょう。

 

聞き取りやすい発声をする

発声は、プレゼンテーションの中では意外と大きな役割を持ちます。発声がよいだけで、聴衆は信頼感を感じます。重要なプレゼンテーションの前では、発声練習をしておくことをお勧めします。発声練習をするのとしないのでは、声の出方がかなり変わります。なお、女性の方は、意識して声を大きく出すよう心がけましょう。

  • 大きな声で

  • はっきりと

  • 抑揚を付けて

  • 非言語(あー、えー)なしで

非言語は、ないに越したことはありませんが、よほど極端な例をのぞきそれほど気にする必要はないでしょう。逆に、気にするあまり、声から熱意が消えてしまう方が逆効果です。

発声の究極のポイントは熱意です。そのプレゼンテーションで伝えたい内容に対してどれだけ熱意を持っているかです。熱意があれば、自然と声は大きくなりますし、抑揚もはっきりします。

 

ボディランゲージを使う

ボディランゲージを効果的に使うと単調さが防げます。どんなに発声がよくても、直立不動では単調になりがちです。単調なプレゼンテーションは緊張がゆるみ、眠気を誘います。また、体を動かすことは、 プレゼンターのリラックスにもつながります。

  • 自然な姿勢で

  • 自然に動かす(大げさな動作は不自然)

  • 時々、前後左右に動く

基本は、手はまっすぐ下ろした姿勢です。この姿勢をしていれば、自然に体が動くはずです。前にしろ、後ろにしろ、手を組むのはやめましょう。手を組むとてが動かなくなります。

 

ナンバリングとラベリング

ナンバリングとは、最初に全体がいくつからなるのかを述べた後、番号を振りながら説明する方法です。聞き手は、全体と現在の関係がわかるので、理解しやすく感じます。

例:『本製品の特徴は3つあります。第一に… …です。第二に… …です。第三に… …です。』

ラベリングとは、小見出しをつけることです。小見出しにより、そのパートのポイントが明確になります。

『第一の特徴は経済性です。』

 

ポインターを効果的に使う

ポインターはうまく使うと理解の手助けになります。ポインターで指示は、次の手順で行います。

Show         

スライドを指示する

See            

聴衆に向き直る

Speak       

説明する

 

気をつけたいのは、使いすぎです。必要以上にポインティングすると、うるさく感じますので、注意しましょう。