内容構成技術(伝達性)

2005.9..12

  • 最初に全体像と総論を示す

  • スライドの最初に要点を述べる

  • 3を基調にする

 

最初に全体像と総論を示す

全体構成は、総論−各論−結論の形を取りましょう。大事なのは、最もいいたいことを最初に述べることです。

  • まず、何を述べるかを述べる(総論)

  • 次に、それを述べる(各論)

  • 最後に、何を述べたかを述べる(結論)

悪い例:

「本プレゼンテーションでは、国際貢献について日本とカナダを比較します。」

 

よい例:

「本プレゼンテーションでは、国際貢献について日本とカナダを比較し、...であることを明らかにします。」

 

最初に言いたいことを述べるのは以下の理由によります。

  • 話の先がわかれば理解しやすいので

  • 強調ポジションである最初と最後で言いたいことを強調できるので

  • 聞き手が最後まで聞いてくれる保証はないので

長いプレゼンでは各章ごとに総論−各論−結論の形を取りましょう。

 

スライドの最初に要点を述べる

スライド毎でも、もいいたいことを最初に述べましょう。理由は、上記と同じです。

  • まず、何を述べるかを述べる(総論)

  • 次に、それを述べる(各論)

  • 最後に、何を述べたかを述べる(結論)

プレゼンテーションは、原則として以下の手順の繰り返しになります。

  1. スライドをめくる

  2. ポイントを述べる

  3. 詳しく説明する

  4. まとめる

 

3を基調にする

論理構成は、3を基調にするとまとめやすくなります。各論を3つのパートに分けられないか、さらにその各パートを3つに分けられないか考えてみましょう。スライドも3を基調にまとめるとよいでしょう。

 

3は、多くも少なくもなく、据わりのよい数です。2つだと少ない印象を与えるので、説得力がでません。4つ、5つと増やすと、多すぎて記憶できません。