6W2H

2005.9.12

Who キーパーソンは誰?
What プレゼンのポイントは何?
Why プレゼンをするのはなぜ?/聞くのはなぜ?
When プレゼンはいつ/何分?
Where プレゼンをする場所は?
Which 選択肢は用意したか?
How 今後どう進める?
How much コストは?

 

Who(キーパーソンは誰?)

プレゼンテーションはキーパーソンに対して行うものです。キーパーソンでない人を説得しても意味がありません。

  • キーパーソンが来てから始める

  • キーパーソンを説得する

  • 知識レベルに合わせる

  • 途中退席の事態も考慮する

 

What(プレゼンのポイントは何?)

自分がそのプレゼンテーションで言いたいことを簡潔な一文 (キーセンテンス)にまとめましょう。このキーセンテンスが、“What’s your point?”の答えになります。プレゼンテーション中のすべての情報は、この キーセンテンスを説明する/説得するためにあるのです。プレゼンテーション中は、このキーセンテンスを首尾一貫して中心に、ことあるごとに強調しましょう。

 

Why(プレゼンをするのはなぜ?/聞くのはなぜ?)

まず、話し手のゴールを確認しましょう。特に、そのプレゼンテーションの後にどうなることを期待しているのか(=ゴール)を明確にしておきましょう。ゴールを決めないと、プレゼンテーションの成否はわかりません。

  • 契約してもらう

  • 見積書を依頼してもらう

  • 試用してもらう

  • 概念を理解してもらう

  • 情報を提供してもらう

次に、聞き手のベネフィットを意識しましょう。聞き手は、話し手のゴールには興味ありません。聞き手が興味あるのは、『このプレゼンテーションを聞くと、自分にどんないいことがあるか?』です。

 

話し手は、聞き手がどんな問題を抱えているのかを把握し、確認しましょう。現状の問題点に関する共通認識できないと、プレゼンテーションは確実に失敗します。

 

When(プレゼンはいつ/何分?)

開始の時間帯は、朝・昼・夕、いつでしょう?昼休み空けすぐなら、昼食は控えめにしておいた方がよいでしょう。プレゼンテーション中にゲップが出かねません。少し時間に余裕を持って、会場に着くようにしましょう。

 

指定の時間を確認し、少し短めにまとめておきましょう。プレゼンテーションは、いつでも思ったより長くなりがちです。時間制限のある場合は、特に大事なポイントです。時間をオーバーすると、聴衆がいらつくばかりか、最悪の場合、結論を述べきれなくなります。

 

Where(プレゼンをする場所は?)
場所の確認も怠らないようにしましょう。会場に行ったことがないのであれば、少し早めに会場に向かいいましょう。マイクを使うのかどうかも、始める前に決めなければなりません。会場の照明の具合を確認したり、演題やパソコンの位置を調整したりすることも必要です。

 

Which(選択肢は用意したか?)

提案する場合は、選択肢を複数用意しましょう。選択肢が1つしかないと、押しつけられている印象を与えます。複数の選択肢から聴衆が選べば、自らが作り上げたソリューションという満足度が生まれます。本命の選択肢の他に、捨て石の選択肢を用意しておくのも一つです。

 

選択肢として、以下のバリエーションを考えるとよいでしょう。

  • 機能の充実

  • 品質(チェックをどこまでするか?)

  • 価格(支払い条件なども含む)

  • スケジュール

How(今後どう進める?)

プレゼンテーションの後、どうビジネスを進めるのかを示しましょう。たとえば、次のようなポイントです。

  • スケジュール

  • アクションアイテム

  • 体制

How much(コストは?)

ビジネスでは当然、コストがいくらかかるのかは聴衆の最大の関心です。