議論の技術
2004.9.15
論点を的確にとらえて、議論をかみ合わせ、その論点を掘り下げることが、論理的に交渉の着地点を見出す早道です。論点からそれたり、双方が主張型反論だけを繰り返したりすると議論は堂々巡りに陥ります。議論が論点からそれたら、素早く論点に戻せるだけの議論力が必要になります。
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論点を的確に把握する
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論点にヒットする意見を述べる
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論点からずれたら、元の論点に引き戻す
悪い例:
I大臣:
「車より熊が多いような道を作ってどうするんだ。採算も取れなければ、国民の利便にも貢献していないではないか。」
宗男:
「バカ言っちゃいけない。車より熊が多いなんて。いったいどこの道で熊の方が車より多いと言うんだ。」
I大臣: 「…」
悪い例:
記者:
「現地ではあの建物のことを『ムネオハウス』と呼んでいるそうですが、何か特別な便宜を図ったということはありませんか?」
宗男:
「バカ言っちゃいけない。あそこはロシアだよ。みんなロシア語を話すんだ。『ハウス』なんて誰も言いやしないよ。」
記者:
「…」
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