ラレリズムでチェックする

 2002.8.25

 

比較、対照する際に、同種、同レベルのものを、同じ形で並べることをパラレリズムと言います。パラレリズムを犯して、異なるものが混じると論理性が崩れます。

よい例:

    2.1 評価方法の分類

    ユーザーフェースの評価方法は、ユーザビリティとしてさまざまな研究が行われている。文献2は、ユーザビリティを3つの構成要素に分類している。

      2.1.1 評価対象による分類

      評価対象のメディアにより、「仕様」と「システム」の2つに分類される。前者はシステム仕様書やマニュアル等のドキュメント類を使用して評価する方法である。後者は、実際のシステムや完成直前のシステムを使用して評価する方法である。

      2.1.2 評価手法による分類

      評価手法により、「形式的」と「発見的」の2つに分類される。前者は評価者(評価を実施する人)による個人差が少ないように形式性を持った方法や規則によって評価する手法である。後者は評価者の経験や知識を利用して評価する方法である。

      2.1.3 評価者による分類

      評価者により、「実際」と「仮想」の2つに分類される。前者はシステムの実際の対象ユーザーが評価者として参加する方法である。後者は、前者で述べた評価者以外の評価者が参加する方法である。

 

悪い例:(詳細説明省略)

    『A病院が成功した理由は、組織ビジョンの浸透、顧客満足のマーケティング、患者家族からの多大な寄付金にある』