ライティング基本7ヶ条 2009.5.27 ここでは、文章の全体構成/パラグラフ構成を向上させる基本七か条の概要を説明します。詳細な説明は省略していますし、好例も悪例も掲載していませんので、今一つ理解できないかもしれません。より正しく、詳しく理解したい方は、筆者のライティング講座を受講されることをお勧めします。
1. 総論から各論へと書く
ポイント 文章の最初には総論を述べます。この総論にそって、後続の文章を展開します。各章、各節の始まりなど、文章のすべての階層の先頭には、これから何を述べるかの総論が必要です。起承転結には、人を楽しませる効果はありますが、実務の文章としては不適切です。
重要性
2. パラグラフを使って書く
ポイント 総論の内容にしたがって、ブロック単位で各論の構成を検討します。思考のブロックと、文章のブロック(=パラグラフ)を一致させるのです。 ここでいうパラグラフとは、 ある1つのトピックについて述べるのを目的とした文の集まりのことです。パラグラフをさらに小さく分割したブロックで文章を構成(新聞の社説などによく見られる)することは、一見、読みやすそうですが、実は大変読みにくく薦められません。
重要性
3. 要約文をパラグラフの先頭に書く
ポイント パラグラフの先頭には要約文を置きます。 パラグラフの目的は、この要約文の内容をより詳しく展開することです。要約文から離れた内容を展開してはいけません。
重要性
4. 既知から未知への流れで書く
ポイント 情報は、既知のものから未知のものへと展開します。 つまり、文の前半で、前述した既知の情報を引き継ぎ、文の後半で未知の情報を付加していきます。
重要性
5. 正しく並列して書く
ポイント 階層/パラグラフ/文/句/語のいずれのレベルにおいても、並列して記述する場合は、同じ種類のものを同じ形で並べます。
重要性
6. 1文では1つのことだけを書く
ポイント 1つの文では、1つのことだけを述べます。主従関係が明確な場合、2文までは接続できます。しかし、文と文を等位接続詞で結んではいけません。特に、順接の「が、」は使用してはいけません。
例外: 時間順に出来事をならべるときのように、本当に並列可能で、メインでないことを並べる場合
重要性
7. 簡潔に書く
ポイント 不要な情報と冗長な表現を排除することで簡潔に表現します。
重要性
|